令和5年度 近畿老人福祉施設研究協議会(兵庫・神戸大会)
令和5年7月28日(金) 場所:神戸ポートピアホテル
【R5年度近畿老人福祉施設研究協議会(兵庫・神戸大会)】が開催されました。
みささぎ会からは、大仙もずの音より藤本が発表をしてまいりました。
こちらは、令和4年度大阪老人福祉施設研究大会にて発表しており、
大阪府社会福祉協議会より選抜され発表となった内容です。
殺風景になりがちな居室に対し、どのようにしたら活気が溢れ、利用者の自己実現や
自己選択を生み出すことができるか創意工夫を凝らしました。
レクリエーション時には、暖簾を各々で色付けしてもらい自身の部屋をわかりやすくしたり、
ご飯を盛り付ける担当を割り当てることで、役目の認識、個人ごとの盛る量など
認知症ケアにも繋がっています。
一つの例として
元々趣味として手芸を得意とされていた利用者に対し、ご家族の協力のもと
お裁縫セットを準備すると、靴や保育園児用のカバンなどを作り始めた方がいます。
いざ作り始めると、周囲とコミュニケーションを取ることも増え、
『人の役に立つ』ということが喜びであると再び実感され始めました。
質問者からは、居室の工夫をしたことで変化は現れたか、という質問がありました。
” 世界に一つしかない ” 自身で作製した暖簾を居室入り口に飾ることで、
部屋を間違えることが少なくなり、
利用者同士のトラブルが減少したことをお伝えしました。
一人ひとりの思いを理解するよう努めること、発展させるために寄り添うことが大切であり
その思いを叶えるべく働きかけていくことの大切さを改めて実感した機会でした。
このような貴重な発表の機会を賜りましたことに感謝を申し上げるとともに
更なる法人及び職員全体で利用者、利用者家族、地域等活性化していくよう努めてまいります。
引き続き、皆様のお力添えのほどどうぞよろしくお願いいたします。