高齢者福祉実践・研究大会 in OSAKA
2024年2月13日(火) @あべのハルカス23階
高齢者福祉実践・研究大会 in OSAKA
開催されました。
みささぎ会からは2名が発表をしております。
『かたちのある食事 ~ムース食の導入について』
大仙もずの音より管理栄養士の中川が発表しました。
利用者にとって良い食事形態での提供とは何か?を考え、
ムース食の導入に至ったという経緯から、
見た目でも楽しむ食事を提供することを心掛けたとのこと。
【普通食】
【ムース食】
厨房と協力し合いともに調理方法を検討の上、
施設内で試食会を行い、何度も改善や工夫をしたことで、
接種状況や疾病予防への効果も見られ
発表内容も非常に論理的で説得力がありました🧐
コメンテーターからは、
『評価シート』の内容について質問され
利用者の嚥下状態や一口なのかきざみを
召し上がっているのかの記入や、
利用者の反応や介護士の対応の仕方を
メモしてもらったことについて回答しました。
コメンテーターからはそれだけでなく、
利用者が低栄養になっていないという質が高い内容にもかかわらず、
コストを抑えながらの取り組みのため
今後継続していくことに負担が少ないため経営としての
安定性についてお褒めの言葉をいただきました!!!!
————————————————-
つづいて
『地域の居場所作り』 こども食堂 坂の上のキッチン
藤井寺特別養護老人ホームより渕本が発表をしました。
コロナ禍による3年間で、地域との繋がりは希薄化し
活動に制約が生じました。
その様な中でこどもの寛げる場所としての居場所作りや、
わくわく体験など様々な地域活性化のひとつになれたら
という思いでこども食堂を立ち上げました。
こども食堂で使う食材は、地域の方々や施設の隣にある賀光寮さんから
分けていただいたりとご縁とご協力を強く感じるきっかけでもあります。
コメンテーターより食材支援についての質問がありましたが、一部有償でやっている
ことも食堂継続に繋がりやすいのではないかとお言葉がありました。
コメンテーターからは、『坂の上のキッチン』というネーミングだけでも
おでかけのきっかけになりそう!といったことや
こども食堂をすることで窓口的機能となり、地域福祉の機能を担えている働きに
お褒めの言葉をいただきました。
また、コメンテーターのお一人でもあるこども福祉専門の吉田教授より
現時点ではこどもはお客様であるけれども、
「こんな活動が楽しかった」「自分もお手伝いをしてみたい」
「福祉っていいじゃないか」という今抱いた思いは未来に繋がるはず。
そのため、現時点での≪支援≫という視点だけでなく、未来に向けた【活動】を
育てる内容を今後継続して検討していってもらいたいとお話がありました。
未来に向けた居場所作りの大切さに気付かされるコメントでした。
————————————————-
みささぎ会として継続的な研究や研鑽をしていくことだけでなく
利用者や地域福祉、こどもたちのことを考えた【変化】を生み出すことの
難しさと重要性を痛感しました。
引き続き地域や企業のみなさまのご支援またはご指導ご鞭撻のほど
よろしくお願い申し上げます!!